エビリファイ錠3mgを3週間服用した感想
2月17日から3月3日現在に至るまで、約3週間毎朝1錠を服用した。今のところの率直な感想としては飲んで良かったという前向きな気持ちである。
毎日特に細かくメモしていたわけではないが思い出せる範囲で実感したことをまとめた。
・感情の起伏が穏やかになる
感情が上にも下にも昂らない。焦燥感などが落ち着いた。嫌いな人や物が目の前に現れたり、苦手なイベントが発生した場合でも、一旦自分自身の状況を俯瞰して見られるようになった。
今〇〇によって嫌な気分にされている、対処できるキャパがないので避けよう、というように“ただ思う“ということだけをする。不安や怒りや悲しみといった感情とは切り離してただ現実を受け止めている。
・過食欲が落ち着く
ストレスで食べたいという猛烈なソワソワが減った。先に風呂に入るかと思えるようになった。あすけんの記録を再開して真面目にカロリーコントロールをして結果が出たことで、ここで食欲に負けたら水の泡だという思いが強くなり、結果過食せずにいられただけかもしれない。ストレスを感じる→食べる→落ち着く、という思考回路がクセになっていただけのことなのだ。ストレス発散方法を増やして、一通りしかなかった回路を枝分かれさせ増やすことに成功した。
・後回し癖が改善される
期限が決まっていることや、放置すればするほど面倒くさくなることを後回しにする癖があるが、思い立ったらすぐ行動できるようになった。
例
生活必需品の購入、家事、ゴミ出し、病院の予約の電話、簡単な書類を作成して切手を買い郵便を出す、期限内に借りた本を返す、風呂に入る、欲しいものを買う など
特に欲しいものを買うことについては、吟味しすぎるあまり調べること自体が嫌になり後回しにするのを何度も繰り返していた。まず絶対に譲れない条件を最初に決めてから絞って検索し、ダラダラとネット通販を見ないこと、無駄に店内を徘徊しないことを意識した。(こんなことをいちいち意識しないと出来なかった。そして実行に移せたことは凄い。)
・今考えても仕方のない悩みはどうでも良くなる
将来に対する漠然とした不安や、他人に何を思われているか、今後人とうまくやっていけるかどうかなどという、今後の自分の行動次第な悩みについては、ぶっちゃけ予測不可能なので考えるのをやめた。
考えても仕方のないことは諦め、今すぐに排除できない物は見て見ぬ振りをして放棄しても良いと思うことで強張りが少しほぐれた。
常に頭をフル回転させて悲観的な思考を巡らせていたが、その癖をやめることでネガティブな自動思考が少しずつ減った。
今目の前に不安を与えてくる人間がいるわけではないのに、四六時中その人間のことを考えたりすることには意味がない。
・真面目に鬱や精神不調を改善させたいと思うようになり色々やりだす
抗うつ薬は気休めだと思っていた。エビリファイは副作用で太るとネットに書いてあったので、数ヶ月前に処方されたときは1日で飲むのをやめてしまった。けれどもう精神がドン底過ぎて、鬱改善の正攻法を片っ端から試してやるか、という気持ちになり、とりあえず薬を飲んでみることにした。カロリーコントロールをしていれば太らなかった。そりゃそう。薬を飲むこと以外にも色々と試してみたこととしては以下。
- 朝起きてすぐカーテンを開ける
- 湯船に浸かる
- ダイエットをして結果を出すことで自己肯定感を高める
- 部屋を綺麗に保つ
- ネイルをする
- 休日は意識的に外へ出る
- デジタルデトックス(SNSログアウト)
- 読書をする
- 瞑想をする
- 睡眠導入音声を聴きながら寝る
- 認知行動療法について調べる
- コーピングリストを作る
- 感情的になったら紙に書き出す
- 自己分析する
- 胸に手を当てて大丈夫と言う
気休めだとバカにしながらやった物も多々あり。個人的に良かったのは、カーテンを開けること、ダイエット、休日に意識的に外出すること、自己分析。何がどう良いかは割愛。
・人と関わりたくなってくる
最近会ってない人にまた会いたくなる。新しい友達が欲しくなる。新たな人間関係を構築したくなる。という意欲が湧いてくる。
・集中して読書できるようになる
鬱が優位のときは読書なんて全く出来なかった。今年は目標のひとつに“本を沢山読む“を掲げ、読書記録もつけることにした。月に1冊読めたら良い方と思ってはいたが、今のところ月4,5冊のペースで読めている。デジタルデトックスをしたときは、スマホを見る時間を読書に充てた。徐々に集中力を取り戻しつつある。
・家族に優しくしたくなる
肉親を大事にしたい、関わりたいと思う。この前は誕生日でも母の日でもなんでもない日に母親にお菓子を送った。まだ素直に接することができないからモノに頼ってしまう。言葉で伝えるのは苦手だけどいつかは色々なことを語り合いたい。
・自炊を頑張ることができるようになる
特にこだわった料理ではないものの、自炊をよくするようになった。色々作り出すと、色々な調味料がこの家にないことに気付く。
料理酒とみりんが意味のあるものだとも気付く。
・花を飾りたくなる
花にもすがる思いだったのだ。(まだ花も花瓶も買っていないが花は飾ってみたい、ミモザとか)
・こんな記事を書けてしまう
大体こんなことを真面目に入力している時点でまあまあ回復しつつあるのだよな。
これくらいだろうか。薬のおかげでハッピーな方向に進んでいるならサイコー。薬の効果が最大限に出るようにどうせなら丁寧に生きようみたいな気持ちが働いて、更にプラスの効果が出ている感とかもあるにはある。まあプラシーボでもなんでも調子が良いならそれで良しとしよう。(ただの躁状態ｶﾓゎら)
また何か気づきがあったら書こうと思います。
ﾉｼw
