雑記

@liilqliil 近況を書いたりする

君に夢中

2024年7月25日木曜日。宇多田ヒカルのライブへ行った。

HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024 (カッコいいタイトル)

大きなツアーは2018年以来6年ぶり。その前は2010年なので、とにかく国内で宇多田ヒカルに会える機会というのは超絶レア。そして今年ようやく全国ツアー!去年から楽しみにしていて、今年の3月にとんでもない倍率のなか、一次で当選した。会場はさいたまスーパーアリーナ

先週のライブから1週間が経ったころ、ようやくこうして振り返る気力が出てきた。それまではもう放心状態で、カメラロールを見るだけで涙が出て、大切な人が遠い遠い地へ行ってしまってもう2度と会えないような、そんな寂しさが込み上げて、大変切ない気持ちになってしまい、ブログなんて書ける精神状態じゃなかった。

たまアリのチケットは、レギュラーS、レギュラーAとあって、私はレギュラーSに応募し当選。後日アルバム購入者のみシリアルコードが配布されて、レギュラーSのさらに上のプレミアムチケット(席が超近い)に格上げ出来る抽選に申し込める。(格上げしないで他公演のSorAチケットに申し込むこともできる)

私は1回のライブに全部賭けるつもりだったから格上げ抽選に申し込んだけどこれには落選。まあでもライブに行けるだけでラッキーなのでノーダメージだった。

当日は物販に行くため、販売開始1時間半前に現地に到着。運営が優秀すぎて、冷房全開の快適空間の中待機出来て最高だった。販売開始前から並ばなくてもスムーズに購入出来たみたい。Tシャツを着て、フォトスポットでスタッフさんに写真も撮ってもらって、とにかく早めにやれることをやった。いつも開演ギリギリにライブに行く私がこんなに行動的になるとは。

そして開場時間が近づき、チケットを握りしめいざゲート前へ。宇多田ヒカルのライブは、入場するまで座席が分からない仕様なので入場待機列でソワソワ。いざ会場入りして座席を確認すると、なんとアリーナA2ブロック。ステージがすぐそこにある!今年の運を本当に全部使い果たした。間違いなく。

前日の公演に行った人の中には、私と同じSチケットでも、アリーナの1番後ろや、ほぼ天井の遠い席に当たっている人も沢山いたから、私は本当に本当に運が良かったんだと思う。プレミアム席とほぼ変わらない距離で嬉しかった。席運が悪いことを想定して双眼鏡まで買って持って行ったけど、肉眼で見れる距離で良かった。でも双眼鏡も大活躍しました。

16時半入場、18時半開演。開演まで2時間もあったけど緊張であっという間に時間は過ぎていった。

そしていよいよライブが始まり、オープニングの演出と共に宇多田ヒカルが登場。会場が歓声に包まれ一曲目がスタート。宇多田ヒカルの第一声を聴いた私、ここで大号泣。とにかく嬉しくて幸せで、宇多田ヒカルがちゃんと存在するのだということを全身で感じて、涙が止まらなかった。ライブであんなに泣いたのは初めて。

25周年のベストアルバムを記念したツアーということで、誰もが知っているような有名な曲で構成された素晴らしいセトリ。アンコールを含めて23曲。割と最近の私が大好きな曲も数曲歌ってくれた。

MCで「25周年なんだけど、私の25周年を祝ってもらったりってことじゃなくて、私の音楽を1人のときとか、色々なときに聴いてくれてたみんなの25周年を一緒にお祝いしたいと思って。だからこうやってみんなで一緒にいることにすごい意味があるんだ。今日は来てくれてありがとう。」って言ってくれて、それを聞いてまた涙がポロポロ。思い出すだけでまた泣いてしまう。

このライブの日までのつらかったことや楽しかったこと、宇多田ヒカルの曲を沢山聞いたり歌ったりしたこと、曲と結びついている色々な思い出が頭の中に浮かんで、最後まで泣きっぱなしの2時間半だった。

でもノリノリで歌ったり踊ったり、身体を動かして楽しむことも出来たから、最高に楽しい思い出となった。

一人の歌手であり、一人のアーティストでもあるけれど、一人の大いなる母、という一面も強く感じた。宇宙みたいにとてつもなく大きな愛の力で包みこんでくれるような存在。すごくあたたかい気持ちになる。

今まで生きてきて、今日が1番幸せだったと心の底から思う。20代で1番幸せだった出来事は何かと聞かれたら、宇多田ヒカルのライブに行ったことですとすぐ答えられると思う。20代のうちに、これより幸せな出来事が起きるのだろうか。自分の人生を悲観していると思われるかもしれないが、大袈裟ではなく本当に思うんだ。

ライブ終わり、しばらく会場にとどまった。帰りたくなくて、まだこの余韻を味わっていたくて。汗と涙でぐちゃぐちゃになって、さいたま新都心駅ではもみくちゃになった。それでも、宇多田ヒカルを愛する37,000人にならもみくちゃにされても良いやという気持ちで電車に揺られて帰った。家に着いて動画や写真を見返してまた泣いた。興奮して朝まで眠れなかった。本当に本当に幸せで、今日まで生きていて良かったと心の底から思った。

ライブで着たTシャツは汗まみれだけど洗わずに飾った。新品だから全然臭くない。宇多田ヒカルと共にかいた汗が染み込んだ思い出のTシャツを大事にしたい。

宇多田ヒカルさん本当にありがとう。私を救ってくれてありがとう。これからもあなたの曲を沢山聴いて共に歩んで参ります。宇多田ヒカルさんと同じ時代を生きることができて私は幸せです。ありがとう。ありがとう。

楽しい予定を いっぱい入れるの

涙はお預け また逢う日まで

f:id:hagayui:20240803174538j:image

一生の思い出